千葉県大学野球リーグは、全国大会常連の国際武道大学や中央学院大学、城西国際大学などがしのぎを削る全国屈指のハイレベルな舞台です。その中で清和大学硬式野球部は、幾度となく1部昇格と2部降格の狭間で激闘を演じてきました。直近数シーズンの公式記録を精査すると、同部が直面している構造的な課題と、着実に芽吹きつつある変革の兆しが浮かび上がってきます。
2020年代前半のリーグ戦績を振り返ると、春季・秋季ともに2部上位を維持しながらも、入替戦のプレッシャーにあと一歩及ばないシーズンが続きました。2024年から2025年にかけては、投手陣の継投策と機動力を絡めた攻撃スタイルへの転換を図り、2部優勝・1部昇格マッチへ複数回進出。強豪校相手にも臆さない戦いぶりを見せています。
現場を取材するアマチュア野球関係者は、次のようにチームの現在地を評します。
「かつての力勝負一辺倒だった野球から、1球に対する執着心とデータ分析を重んじるチームへと脱皮しつつあります。特に1部上位校との差は個々の体格や球速そのものよりも、勝負どころでの守備の破綻や四死球の差にありました。2026年の現チームは、その微細な差を埋めるための徹底した反復演習を重ねており、千葉県大学野球連盟内での立ち位置を着実に高めています」