結論から明かすと、『炎炎ノ消防隊』は『ソウルイーター』の完全な前日譚です。単なるファンサービスやオマージュの域を超え、二つの物語は一つの壮大なタイムライン上で繋がっています。
連載当時から、狂気を孕んだ月や太陽のデザイン、魂のビジュアル表現など、大久保篤作品ならではの共通項が随所に散りばめられていました。しかし、当初は「作者特有のスターシステムや作画表現」と捉える読者も少なくありませんでした。
その認識を根底から覆したのが、『炎炎ノ消防隊』のクライマックスです。主人公・森羅日下部(シンラ)が人類を滅亡の危機から救うために行った「世界の再創造」によって、私たちが知る『ソウルイーター』の世界が誕生することになりました。