クリニック選びで混乱しやすいのが、保険診療の「一般皮膚科」と自由診療を中心とする「美容皮膚科」の境界線です。看板に両方を掲げるクリニックが急増していますが、自身の目的に応じて正しく使い分ける必要があります。
一般皮膚科は、湿疹、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、感染症、皮膚腫瘍など、「病気の治療と健康な皮膚機能の回復」を目的としています。原則として健康保険が適用され、費用負担を抑えながら日本皮膚科学会の診療ガイドラインに沿った標準治療を受けられるのが最大の強みです。
対する美容皮膚科は、シミ、しわ、たるみ、毛穴の開きなど、「整容的な美しさの追求やエイジングケア」が守備範囲です。最新のレーザー機器や注入治療が受けられる反面、全額自己負担となるため高額になりやすく、自由診療ならではの営業提案を受けるケースもあります。まずは一般皮膚科で保険診療の範囲で改善を図り、より高度な見た目の改善を求める段階で美容皮膚科を検討するのが賢明なステップです。