首長としての実績を掲げ、石原正敬氏が次に挑んだのが国政の舞台でした。自民党三重県第3選挙区支部長に就任した石原氏を待ち受けていたのは、旧民主党代表などを歴任し「無敗の男」「岡田王国」と称される岡田克也氏が君臨する三重3区(四日市市・桑名市・いなべ市・三重郡・桑名郡・員弁郡)でした。
2021年の第49回衆議院議員総選挙において、石原氏は自民党公認・公明党推薦で出馬。小選挙区では岡田氏の後塵を拝したものの、比例東海ブロックで初当選を果たし、衆議院議員のバッジを手にしました。国政進出後は宏池会(岸田派)に所属し、国土交通委員会や経済産業委員会などで現場発の政策提言を重ねました。
しかし、2024年の第50回衆議院議員総選挙では、自民党全体に吹き荒れた逆風と党内情勢の変化が直撃。三重3区で再び岡田氏に挑んだものの小選挙区で敗れ、比例東海ブロックの獲得議席縮小のあおりを受けて惜敗、議席を失う結果となりました。この結果について、地元後援会関係者は「首長時代の実行力を知る支持層は厚かったが、国政レベルでの党への批判票のうねりを覆しきれなかった」と当時の厳しさを振り返っています。