都内のヘアサロンで日々多くの顧客を担当するトップスタイリストへの取材や、美容クチコミサイトの声を分析すると、ホームケアにおける意外な盲点が浮き彫りになってきます。
「お客様から『毎日しっかりリンスをつけているのに毛先がパサつく』という相談を頻繁に受けますが、リンスには毛髪内部の水分を保つ機能はほとんどありません」と現場のプロは指摘します。特にヘアカラーやアイロン使用が日常化した現代のライフスタイルでは、キューティクルの内側にある脂質(CMC)が流出しているケースが目立ちます。内部がスカスカになった髪の表面だけに油分を塗っても、芯の乾燥は解消されず、結果としてパサつきが続いてしまうのです。
また、SNSの検証投稿などでも「コンディショナーを根元からベッタリ塗布した結果、頭皮の毛穴詰まりやベタつきを引き起こしていた」というトラブルが散見されます。カチオン界面活性剤を含むコーティング剤は、頭皮に残留するとフケやかゆみの原因になり得ます。「塗布するのは耳から下の毛先中心」「地肌にはつけない」という基本動作を守ることが、頭皮環境と美髪を両立させる絶対条件です。