水素水ブームがなくなった本当の理由とは?衰退の真相と現在の姿を追う

水素水ブームがなくなった本当の理由とは?衰退の真相と現在の姿を追う

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Q1:水素水を飲むことで、体に害や副作用はあるのでしょうか?
A1:基本的に、市販の水素水を飲用すること自体に人体への直接的な毒性や健康被害はありません。食品衛生法に適合した水に水素ガスを溶存させているだけであり、過剰な水素は呼吸とともに体外へ排出されます。ただし、「飲むだけで病気が治る」と盲信して正規の薬や治療を中断してしまうことによる二次的な健康被害や、経済的な過剰負担こそが最大のリスクと言えます。

Q2:購入した水素水のパウチを開封した場合、水素はどのくらいの時間で抜けますか?
A2:室温や容器の形状によりますが、開封した瞬間から気相へと水素の放散が始まります。一般的には開封から1時間で約数割が抜け、数時間から半日放置すれば大半の水素が空気中へ逃げて「ただの水」に戻ります。もし飲むのであれば、開封後数分から数十分以内に飲み切るのが物理的な前提条件です。

Q3:なぜ伊藤園などの大手企業も水素水の一般販売を大きく縮小させたのですか?
A3:2016年の国民生活センターによる公表と、2017年の消費者庁による景品表示法違反の摘発を受け、健康効果を前面に出したプロモーションが法的に一切不可能になったためです。差別化の根拠をアピールできないまま、コストのかかる特殊アルミ缶容器を用いて通常飲料の数倍の価格で販売し続けることは、マス市場のビジネスモデルとして成立しなくなったことが撤退の決定打となりました。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。