姓名判断で旧字体をなぜ使う?新字体との違いや画数の真相を徹底解説

姓名判断で旧字体をなぜ使う?新字体との違いや画数の真相を徹底解説

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姓名判断の門戸を叩いた人が最も当惑するのは、鑑定士やWebサイトによって「旧字派」「新字派」の主張が真っ向から対立している点です。各流派の論理構成を検証すると、それぞれに一定の合理性と弱点が存在します。

旧字体派(伝統派・康熙字典派)の主張は、「運命は文字の表層ではなく、深層に宿るルーツによって動かされる」というものです。数千年の歴史を持つ易学や文字学を重視し、易経の哲理とリンクさせるためには、人為的に改変された戦後の当用漢字・常用漢字を認めるわけにはいかないという確固たる理論的バックボーンを持っています。

対する新字体派(現代派・筆画派)は、極めて現実的なアプローチをとります。「本人が生涯で何万回と書き、他者から認識される『生きた文字の画数』こそが波動を生む」という立場です。江戸時代の庶民はそもそも戸籍も持たず俗字や略字を日常で書いていた事実を挙げ、「書いたこともない康熙字典の画数で運命が決まるのは非科学的かつオカルトである」と批判します。

さらに事態をややこしくしているのが、無料の姓名判断サイトや名付けアプリに組み込まれた画数自動計算プログラムの仕様です。アルゴリズムが「新字体を新字体のまま(さんずい3画)数えるエンジン」なのか、「新字体で入力されても内部で旧字体・部首還元(さんずい4画)に強制変換するエンジン」なのかがサイトのトップページに明記されていないケースが目立ちます。ユーザーが同じ名前を入力しているにもかかわらず、画面ごとに正反対の鑑定結果が出現するのは、この内部仕様の相違によるものです。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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