保育園は何ヶ月から預けられる?生後57日の理由と0歳児保活の真実

保育園は何ヶ月から預けられる?生後57日の理由と0歳児保活の真実

保育園は何ヶ月から預けられる?生後57日の理由と0歳児保活の真実について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をお届けします。

制度上は生後57日(生後2ヶ月)から預けられると分かっていても、実際にその月齢で預けることに対して心理的なためらいや不安を抱える保護者は少なくありません。実際に生後2〜3ヶ月で子どもを園に託した保護者の手記や、受け入れを担当するベテラン保育士への聞き取り調査からは、制度の字面だけでは伝わらない生々しい現実が浮かび上がってきます。

都内のIT関連企業で管理職を務め、生後2ヶ月半で長男を預けた30代女性は、当時の心境を「朝、園のベビーベッドに我が子を寝かせた瞬間、引き裂かれるような罪悪感と職場に戻らねばならない責任感が交錯し、園の玄関を出てから涙が止まらなかった」と告白しています。復帰直後は3時間おきの搾乳を職場の救護室で行いながら、夜泣きによる極度の睡眠不足のまま業務をこなす過酷な日常が続いたと振り返ります。

一方、受け入れる側の保育士は乳児クラスの安全確保に細心の注意を払っています。乳幼児突然死症候群(SIDS)を未然に防ぐため、午睡(お昼寝)中は5分おきの呼吸チェック・体位確認・顔色の観察を記録表に記録し続けるなど、家庭内での見守り以上に厳格な体制が敷かれます。

現場の主任保育士は「生後2〜3ヶ月のお子さんは人見知りが本格化していないため、意外にも環境順応が早く、ミルクも保育士からすんなり飲んでくれるケースが多い」と指摘します。早期預け入れには、離乳食の進め方や発育の悩みについてプロの保育士へ毎日相談できる安心感がある一方、集団生活による感染症の洗礼(発熱による急な呼び出し)が想像以上の頻度で発生するという現実的なデメリットを覚悟しておく必要があります。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。