グレイヘアを成功させるためには、従来のヘアケア概念を根底から見直す必要があります。白髪の比率がまだ全体の20〜50%程度にとどまる40代では、ただ髪を洗うだけでは「白」ではなく「疲れた黄ばみ」に見えてしまうためです。
第一に導入すべき40代グレイヘアお手入れ方法は、紫シャンプー(通称ムラシャン)による黄ばみの除去です。紫外線やドライヤーの熱で酸化した白髪は、徐々に不衛生な印象を与える黄色へと変色します。週に2〜3回、紫色の色素を補給することで、黄ばみを中和し、透明感あふれるシルバーやプラチナの輝きを維持できます。さらに、セラミドやケラチンを高濃度で配合したヘアマスクを用い、内部密度を高める集中補修が欠かせません。
次に決定打となるのが、40代白髪ヘアカットおすすめの選定です。白髪混じりのロングヘアやセミロングをノーセットで維持するのは、プロの視点から見ても至難の業です。髪の重みでトップが潰れ、うねりが強調されて生活感が出てしまうからです。
推奨されるのは、「後頭部に丸みを持たせたショートボブ」や「襟足をタイトに絞ったハンサムショート」です。頭頂部に自然な立ち上がりを持たせ、首筋をすっきりと見せるシルエットを作ることで、白髪が「モードで洗練された個性」へと昇華されます。
取材したトップスタイリストによると、グレイヘア似合う人の特徴には明確な共通項があります。
「肌のくすみを飛ばす血色感メイク(特にリップやチーク)を欠かさない方、眉のラインをきちんと描いている方、そして大振りのピアスや眼鏡など顔まわりにアイキャッチを作れる方は、40代の白髪混じりヘアが驚くほど洗練されて映ります。逆に、ノーメイクに無造作なまとめ髪では、どんなに素材が良くても老け見えを回避できません」