「鼻が高い」の意味と語源とは?天狗の由来や鼻にかけるとの違いを解説

「鼻が高い」の意味と語源とは?天狗の由来や鼻にかけるとの違いを解説

「鼻が高い」の意味と語源とは?天狗の由来や鼻にかけるとの違いを解説についての真相をご紹介します。

言葉遣いにおいてもっとも注意を払うべきなのが、「鼻が高い」と「鼻にかける」の混同です。どちらも同じ「鼻」を用いた慣用句ですが、内包される感情の方向性と周囲に与える印象は正反対と言っても過言ではありません。

2つの表現の本質的な相違点を以下の比較表で整理しました。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価鼻が高い自慢できる誇らしい実績があり、胸を張る状態。身内や仲間の成果を喜ぶ文脈が約7割を占める。ポジティブ〜中立。正当な成果に対する誇りや名誉として受け止められる。他者を賞賛・感謝する文脈に適しており、健全な自己肯定感を表すのに極めて有効。鼻にかける自分の才能、学歴、家柄、美貌などを誇示し、ひけらかす行為。対人トラブル要因の上位に挙がる表現。完全なネガティブ。慢心、傲慢、見下し、鼻持ちならない態度と判定される。自身に対して使うのは厳禁。第三者の鼻につく態度を批判・戒める文脈に限定される。鼻高高(はなだかだか)「鼻が高い」の強調形。得意満面で大手を振って歩くような情景描写に用いられる。やや戯作的・客観的描写。本人の得意ぶりを第三者が微笑ましく、あるいは皮肉混じりに評する。公式なビジネス文書よりも、文学的表現やエッセイ、親しい間柄の会話に適している。

「鼻にかける」は、どれほど優れた資質であっても「それを鼻先にぶら下げて見せびらかしている」という醜悪さを突いた表現です。一方で「鼻が高い」は、周囲からも認められる客観的な成果に対して自然と湧き上がる名誉の念を表すため、ビジネスの場でも健全に機能します。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。