初盆法要を営むにあたり、最も多くの相談が寄せられるのが「僧侶への謝礼(お布施)の金額」です。2026年時点における全国的な仏事調査データや寺院関係者への取材によると、浄土真宗の初盆におけるお布施相場は30,000円〜50,000円が中心的な目安となっています。通常の祥月命日法要(1万円〜2万円)と比較すると、親族が集まる重要な節目であるため約1.5倍から2倍程度に設定される傾向が見られます。
浄土真宗の二大潮流である浄土真宗本願寺派(お西)と真宗大谷派(お東)において、教義上の細かな所作の違いはあるものの、お布施の金額相場自体に大きな差異はありません。ただし、法要を自宅に僧侶を招いて営む場合と、寺院の本堂をお借りして執り行う場合では、付随する諸経費の包み方に違いが生じます。
自宅へ招く場合、お布施袋とは別に白無地の封筒で「御車代」と「御膳料」を用意するのがマナーです。これらを合算して1つの袋にまとめる行為は避け、それぞれ独立した袋に包むのが丁寧な作法とされています。