移動の選択肢が多い関西・四国間において、この航路が選ばれ続ける理由はコスト面にも明確にある。新幹線と特急を乗り継いで高松へ向かう場合、運賃は片道1万円近くにかさみ、乗り換えの手間もかかる。高速バスも利便性は高いが、長時間の着座による体力的負担は避けられない。
一方、フェリーの大人普通運賃は圧倒的にリーズナブルだ。マイカーや大型バイクをそのまま積み込んでも、高速道路料金とガソリン代の合計を大きく下回ることが多い。ドライバーにとっては運転の疲れから解放され、安全に体力を温存できる点も大きなメリットだ。浮いた予算で高松でのホテルをワンランク上げたり、瀬戸内の島巡りチケットを購入したりと、旅行全体の自由度が跳ね上がる。