漫才の頂点を競う『M-1グランプリ』で3年連続準優勝という輝かしい記録を残し、誰もが認める国民的漫才師へと登りつめた和牛。それだけに、2026年3月末をもってのコンビ解散は列島に大きな衝撃を与えました。
解散の真相として決定打となったのは、「漫才に対する熱量とスタンスの決定的な乖離」でした。川西賢志郎は「劇場で極上の漫才を叩き上げ、生涯漫才師として舞台に立ち続けたい」という至高の職人気質を貫いていました。一方で、相方の水田信二はテレビタレントとしての活動や個人のバラエティ展開にも重きを置くようになっていきます。
度重なる遅刻や劇場出番に対する意識の違いから、ストイックに舞台の質を追求する川西賢志郎の信頼が徐々に損なわれ、修復不可能な溝へと発展しました。「舞台上で嘘のない漫才を届けられなくなった」という川西賢志郎の誠実すぎる葛藤が、最終的にコンビの歴史に幕を下ろす決断へとつながったのです。