枕元に直接スマホを転がしておく行為には、私たちが想像する以上のリスクが潜んでいる。近年の睡眠衛生・睡眠医学の研究でも、就寝直前まで目に入る画面から照射されるブルーライトがメラトニンの分泌を抑制し、入眠障害や途中で目が覚めてしまう浅い睡眠を引き起こすことが明らかな知見として定着してきた。暗闇の中で漏れ出る通知の光一つでも、人間の脳は瞬時に反応してしまう。
さらに見過ごせないのが物理的な危険性だ。ベッドの中で充電コードを挿したまま眠り、布団の重みで端子部分に負担がかかったり、熱がこもったりする事態は避けたい。急速な進化を遂げる家電・ガジェット産業の最新端末であっても、放熱が阻害されればバッテリーの劣化や発熱のリスクは拭えないのだ。夜間の安心を守るためにも、適切な「居場所」を設けることが先決と言える。