金利上昇の嵐が吹き荒れる中、賢い買い手たちが密かに実践している金利防衛策が存在する。その筆頭が、銀行が提示する「特別優遇金利」の最大化だ。単にポータルサイトに掲載されている最優遇金利を眺めるだけでは不十分で、いかに自身に有利な条件を揃え、最大の割引幅を引き出すかが勝負の分かれ目となる。
条件適用の鍵を握るのは、物件の環境性能と自己資金の比率だ。例えば、一定の省エネ基準を満たした中古物件やリノベーション住宅を購入する場合、金利が一定期間引き下げられる制度が存在する。さらに、頭金を1割〜2割入れることで適用金利がさらに0.1〜0.2%優遇されるケースも珍しくない。また、複数銀行への「事前審査の同時打診」も強力なテクニックだ。ライバル行の条件を引き出しとして交渉することで、当初提示よりも好条件を引き出せる場合がある。こうした特別優遇の適用条件を細かくチェックし、組み合わせることが、年間数十万円単位の節約につながる。