オーストラリアとニュージーランドの共催で行われたFIFA女子ワールドカップ2026において、なでしこジャパンは世界の勢力図を塗り替えるパフォーマンスを披露しました。
グループステージ第3戦、のちに今大会を制覇するスペイン代表との一戦は、世界中のサッカー関係者を驚嘆させました。ボール保持率わずか23%程度でありながら、電光石火のカウンターアタックから4得点を奪い、4-0の完封勝利を収めたのです。池田太監督が敷いた5-4-1の守備ブロックと、相手最終ラインの背後を一瞬で突くトランジション戦術が見事に機能しました。
この大会で一躍スターダムにのし上がったのが宮澤ひなた選手でした。圧倒的なスプリント力と冷静なフィニッシュワークでゴールを量産し、通算5得点を記録。日本人選手としては2011年大会の澤穂希さん以来となるワールドカップ得点王(ゴールデンブーツ)を獲得しました。
準々決勝のスウェーデン戦では、相手のフィジカルとハイプレスに苦しみ1-2で敗れベスト8で大会を去ることになりましたが、長谷川唯選手を中心とした中盤の構成力や藤野あおば選手の果敢な仕掛けは、「日本サッカーの技術的・戦術的成熟度」を世界に強烈にアピールしました。