「世界一怖い絵」を巡るネット言説において、極めて深刻な問題となっているのが「著作権侵害とデマの拡散」です。特に日本国内で「見ると死ぬ少女の肖像画」として拡散された画像の一部には、罪のないクリエイターの作品が悪用された事例が存在します。
過去、ある国内有名イラストレーターが手掛けたデジタルアートが海外掲示板へ無断転載された際、「自殺した外国人少女が死ぬ直前に描いた絵肉」「見つめ続けると瞳が変化し発狂する」といった完全な虚偽のテキストが付随しました。この画像が逆輸入される形で国内のまとめサイトに「男は絶対見るな」の煽り文句とともに掲載され、作家本人が風評被害に苦心するという事態が発生しています。
絵画にまつわる恐怖譚の多くは、デジタル上のコピペ文化と、アフィリエイト広告のPV稼ぎを目的とした誇張表現によって何倍にも膨らまされた虚構です。歴史的な名画であるかのように語られる画像であっても、実際には2000年代以降のCG画像であったり、AI生成技術によって後から生成された合成画像であったりするケースが多いため、情報の出所を冷静に見極めるリテラシーが求められます。