1950年代に歌手としてデビューを果たした五月みどりは、キュートなルックスと伸びやかな歌声で瞬く間に注目を集めた。特に、日本中に旋風を巻き起こした名曲「おんなの朝」の大ヒットは、彼女の歌手としての地位を揺るぎないものとした。NHKの紅白歌合戦をはじめとする大型音楽番組での熱唱姿は、当時の茶の間の語り草となっている。
歌謡曲・演歌のヒットメーカーとして確固たる地位を築いた後も、彼女の挑戦は終わらなかった。40代を迎えて挑戦したグラビア写真集は、日本芸能界に大きな衝撃を与えた。「成熟した大人の女性の美しさ」を前面に押し出した写真は大ベストセラーとなり、世の男性たちを虜にした。可憐なアイドルから艶やかな大人の女性へと脱皮を遂げたその軌跡は、今も伝説として語り継がれている。