ロック界の伝説として語り継がれる桑名正博と、歌謡ポップスおよびフィメールロックの草分け的存在であるアン・ルイス。二人の間に生まれた長男・美勇士が世間の大注目を集めたのは、彼が歌手として正式にソロデビューを果たした1990年代後半のことだった。当時、彼のビジュアルがメディアに解禁されるや否や、芸能界と音楽ファンの間には激震が走った。
父ゆずりのワイルドさと母ゆずりの洗練されたスタイルが見事に融合した顔立ちは、まさに「奇跡の遺伝子」と称するに相応しいものだった。メジャーデビュー曲の制作現場やPV撮影のロケ地では、スタッフ陣から「カメラを通すと圧倒的な存在感が際立つ」とそのルックスを絶賛する声が絶えなかったという。デビュー直後の楽屋裏でも、気品とロックマインドが共存する独特の佇まいで、共演者やスタッフを魅了していた秘話が残されている。