『ヒロアカ』ファンの間で長きにわたり論争が繰り広げられたテーマが、ヒロアカの内通者の正体を巡るプロファイリングでした。葉隠透が疑われていた主な論拠には、以下のような状況証拠が存在していました。
- USJ襲撃事件での不透明な動向:土砂ゾーンに飛ばされていたと本人は証言していたが、轟焦凍の大規模氷結の場に居合わせながら無傷であった点への疑問。
- 林間合宿編での不在:合宿襲撃時に就寝中だったとされ、ヴィラン側の索敵から外れていた不自然さ。
- 完全ステルスという個性:誰にも見られずに情報漏洩を行える物理的アドバンテージ。
しかし、物語が迎えた結末は読者の予想を鮮やかに裏切るものでした。真の内通者は、生まれつき無個性であり、両親がAFOから個性を与えられた代償として脅迫され続けていた青山優雅でした。葉隠透は裏切り者ではなく、クラスメイトの異変にいち早く気づき、涙を流しながら友を止めようとした「真の告発者・救済者」だったのです。この劇的な構図の転換は、疑念を抱いていた読者に深い衝撃と感動を与えました。