里芋の皮むきには、電子レンジ加熱以外にも伝統的な包丁使いや道具を活用したアプローチが存在します。作りたい料理(煮物、汁物、コロッケ、素揚げなど)や求める食感、作業スピードに応じて最適な方法を選択することが肝心です。
生のまま包丁で剥く場合は、上下のヘタを切り落とし、上から下へと縦に六面を削ぎ落とす「六方剥き(ろっぽうむき)」が基本です。見た目は美しく仕上がりますが、可食部が3割近く減ってしまうデメリットがあります。
一方、くしゃくしゃに丸めたアルミホイルを使って水流の中で表面をこする裏ワザは、皮の最も外側の泥や毛羽立った薄皮だけを削り取ることができます。里芋独特の野趣あふれる香りと食物繊維をそのまま活かせるため、山形名物の芋煮や豚汁にはこの方法が絶大な支持を集めています。