腓骨筋腱脱臼を放置すると手術確定?医師が警告する3つの危険サイン

腓骨筋腱脱臼を放置すると手術確定?医師が警告する3つの危険サイン

腓骨筋腱脱臼を放置すると手術確定?医師が警告する3つの危険サインとはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

「痛みが引いてきたから大丈夫」と放置することが、この疾患において最も危険な選択です。結論から言えば、一度完全に破綻した上腓骨筋支帯が、通常の生活を送りながら自然に元の位置へ癒着・治癒することは極めて稀だからです。

腓骨の後ろ側には「腓骨筋溝」と呼ばれる浅い溝があり、長・短腓骨筋腱はそのトンネルの中を滑走しています。上腓骨筋支帯はいわばトンネルの屋根の役割を果たしています。この屋根が骨からベリッと剥がれてポケット状の隙間ができると、足首を動かすたびに腱がそのポケットへ滑り込み、脱臼を繰り返すようになります。

脱臼が習慣化(慢性化)すると、以下のような深刻な後遺症を引き起こします。

1. 腓骨筋腱の縦断裂・すり減り
骨の角を何度も乗り越える摩擦によって、腱自体がささくれ立ち、縦に裂ける「縦断裂(スプリット)」を起こします。こうなると安静時にも強い痛みが続くようになります。

2. 腓骨筋の筋力低下と足関節の慢性不安定症
腱が正しい位置にないため、足首を外側に支える力が著しく低下し、日常のわずかな段差でも簡単に捻挫を繰り返す足首になってしまいます。

3. 変形性足関節症への進行
関節の運動軸が狂ったまま運動を続けることで、軟骨がすり減り、将来的な関節の変形や慢性的な歩行障害へ進行するリスクが高まります。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。