「天上天下唯我独尊」だけでなく、私たちが日常的に使っている日本語には、仏教の教義にルーツを持つ四字熟語が数多く存在します。その多くが、本来の意味から変化して定着しています。
- 他力本願(たりきほんがん):本来は「阿弥陀仏の慈悲の力によって救済されること」を意味しますが、現在では「他人に頼り切って自分では努力しないこと」という誤った意味で広く使われています。
- 諸行無常(しょぎょうむじょう):世の中のすべての現象や物質は常に変化し続け、永遠に同じ状態を保つものは一つもないという無常観。
- 一期一会(いちごいちえ):茶道を通じて広まった言葉ですが、仏教の無常観に根ざし「生涯に一度きりの出会いとして誠心誠意接する」精神を指します。
- 自業自得(じごうじとく):自分が作った原因(業)の結果は、善悪問わずすべて自分が受け止めるという因果応報の理。悪い結果のときばかり使われますが、本来は善い結果にも適用されます。