田中みな実の妥協を許さないプロ意識と強靭なメンタルの根底には、大学以前の中学・高校時代に培われた原体験が存在します。出身校である大妻中学校・高等学校は、東京都千代田区に位置する伝統ある完全中高一貫の女子進学校です。「恥を知れ」という校訓のもと、自律と気品ある女性の育成を重んじる環境で多感な思春期を過ごしました。
中高時代の彼女は、器械体操部(競技体操部)に所属し、高校時代には部長を務めるほどの中心人物でした。放課後は連日のように倒立や段違い平行棒、平均台などのハードな練習に打ち込み、体幹の強さと極限の集中力を磨き上げました。
部活動で培った「日々の地道な反復練習が結果を生む」という成功体験と、女子校特有の率直で自立した人間関係が、彼女の芯の強さを形成しました。華やかに見える青学時代の活動も、大妻時代に叩き込まれた徹底的な基礎訓練と自己規律があったからこそ成り立っていたといえます。