スーパーの特売や業務用スーパーで手に入る冷凍イカゲソは、非常にコストパフォーマンスが高い食材です。しかし、解凍方法を誤ると細胞膜が破壊され、旨味を含んだドリップ(肉汁)が大量に流出してパサつきの原因になります。
冷凍イカゲソの解凍と焼き方において、絶対に避けるべきは「常温放置」や「電子レンジでの急速加熱解凍」です。電子レンジを使うと、外側だけが部分的に加熱されてタンパク質の変性が始まってしまい、焼きムラと硬化の原因となります。
最も推奨されるのは「氷水解凍」または「ポリ袋に入れた状態での流水解凍」です。密閉できる保存袋にゲソを入れ、氷水を張ったボウルに沈めて約20分置くことで、0℃〜2℃前後の低温を維持しながらドリップの流出を最小限に抑えて解凍できます。
解凍後のゲソは、表面に付着したグレーズ(冷凍焼け防止の氷の膜)が溶けて水分を帯びています。これをしっかりとペーパータオルで拭き取ってから加熱調理に進むことが、ベタつかず弾力のある仕上がりを実現するための鉄則です。