ネット上のコミュニティやSNSでは、小野賢章とハリー・ポッターの関係性についていくつかの誤解や憶測が長年飛び交っています。本誌の取材データに基づき、それらの真偽を検証します。
誤解1:舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で本人がハリー役を演じている?
これはネット検索で極めて頻繁に見られる混同です。日本でロングラン上演されている舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でハリー・ポッター役を務めているのは、藤原竜也、石丸幹二、向井理、大貫勇輔といった実力派舞台俳優たちであり、小野賢章自身は舞台版のハリー役として出演していません。ただし、舞台の特別番組へのゲスト出演や、劇場の観劇レポートなど公式アンバサダー的な関わりを多数持っているため、「舞台でも小野賢章が演じている」という誤認が広まったのが真相です。
誤解2:ハリー・ポッター終了後、ダニエル・ラドクリフの吹替からは退いた?
これも明確な事実誤認です。小野賢章はハリー役完走後も、ダニエル・ラドクリフの「公認フィックス声優」として数多くの主演作を担当し続けています。『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』をはじめ、『キル・ユア・ダーリン』『スイス・アーミー・マン』『ガンズ・アキンボ』、さらにはテレビシリーズ『奇跡の兄弟』に至るまで、ダニエルが挑戦する奇抜で難解な役柄の吹き替えを一手に引き受けています。本国ダニエルの俳優としての脱皮と、小野の表現力の広がりは、現在もなお強固にリンクしています。
誤解3:スタジオツアー東京の展示やガイドには関わっていない?
東京都練馬区のとしまえん跡地に開業した「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」においても、小野賢章の存在は中核を担っています。オープニングセレモニーへの登壇はもちろん、館内の特別展示コンテンツや音声ガイド、オフィシャルイベントなどで大々的にフィーチャーされており、2026年現在もファンが「ハリーの声」に直接触れられる重要な拠点として機能しています。