メキシコ渡航に際して最も懸念されるのが治安問題です。外務省海外安全情報メキシコ危険度を確認すると、国全体が一様な危険度ではなく、州や都市、さらには通り一本隔てたエリアごとに極端なコントラストを描いています。
観光客が集中するカンクンやロスカボス、首都メキシコシティの主要ビジネス街(ポランコ地区、レフォルマ通り周辺)などは「レベル1(十分注意してください)」に留まり、厳重な警察のパトロールが敷かれています。しかし、麻薬カルテルの抗争地帯であるタマウリパス州やシナロア州、ゲレロ州の一部山岳地帯などは「レベル2(不要不急の渡航は止めてください)」から「レベル3(渡航中止勧告)」に指定されています。
メキシコ治安の最新情報2026の実態として、一般旅行者や駐在員が巻き込まれる犯罪の9割以上は「置き引き・スリ」「流しのタクシーによる特急誘拐」「夜間の路上強盗」です。以下の防犯原則を徹底することが自衛の基本線となります。
- 流しのタクシーは絶対に利用せず、配車アプリ(UberやDiDi)またはホテル指定のラジオタクシーに限定する。
- 夜間の単独徒歩移動は高級住宅街であっても避ける。
- 路上でスマートフォンや高価な貴金属・時計を無防備に露出させない。
- 万が一強盗に遭遇した場合は、金品を惜しまず差し出し、相手の目を見ず抵抗しない。
なお、メキシコ入国条件と観光ビザに関しては、日本国籍者であれば観光・商用目的で180日以内の滞在であれば事前の査証取得は不要です。かつて機内で配布されていた紙の出入国カード(FMM)は主要空港でデジタル化が完了しており、入国審査官からパスポートに押されるスタンプに記載された許可日数をその場で確認することが義務付けられています。