ネット上の情報やSNSの口コミでは、ソウル特別市について実態と乖離した思い込みが散見されます。渡航や生活の計画を狂わせないために、代表的な3つの誤解を正しておく必要があります。
誤解1:「ソウルはカード社会だから現金は一切不要」の落とし穴
韓国が世界有数のキャッシュレス社会であることは事実です。コンビニ、カフェ、百貨店、タクシーではクレジットカード(Visa、Mastercard等)やWOWPASS、NAMANEカードで100%決済が完結します。しかし、地下鉄の交通カードチャージ機(T-moneyカード等)や伝統市場の屋台、一部のコインロッカーでは依然として現金(ウォン紙幣)しか受け付けないケースが残存しています。完全に手ぶらで行動すると、駅の改札前で立ち往生するリスクがあるため、最低でも2〜3万ウォンの現金は常時携帯しておく必要があります。
誤解2:「大都市ソウルならどこでも英語や日本語が通じる」という過信
明洞(ミョンドン)や東大門(トンデムン)、仁川国際空港のカウンターなど、外国人観光客が集中的に訪れる窓口では多言語対応が徹底されています。しかし、住宅街の個人商店、区役所の窓口、個人経営のクリニック、郊外の飲食店などに入ると、英語すら通じない場面に頻繁に直面します。Papago(パパゴ)などの高精度翻訳アプリや、Kakao Map、Naver Mapといった現地ネイティブアプリを使いこなす自衛手段が必須です。