現在でもネットの質問掲示板やSNS上で散見されるのが、「ワールドカップならテレビをつければ全試合無料で観られるはずだ」という思い込みです。しかし、この認識は現代のスポーツビジネスの構造から完全に乖離しています。
FIFA(国際サッカー連盟)が提示する放映権料は大会を追うごとに天文学的な数字へと跳ね上がっており、日本のテレビ局単独、あるいは旧来のジャパンコンソーシアム(NHKと民放各社の共同出資体)だけで全試合を買い取ることは財政的に不可能となりました。そのため、2026年大会においても「地上波で中継されるのは日本代表戦および準決勝・決勝などの注目カードに限定される」というのが冷徹な事実です。
「全試合をくまなくチェックしたい」「海外のライバル国の戦術を分析したい」というファンは、DAZNなどの専門配信サービスへの加入が前提となります。「ネットで完全無料で見られる」と謳う非公式サイトや違法ストリーミングへの誘導は、マルウェア感染や詐欺被害のリスクが極めて高いため、公式にライセンスされた安全な国内プラットフォームを選択することが鉄則です。