積丹ブルーが最も美しい輝きを放つベストシーズンは、6月中旬から8月下旬にかけての夏の季節です。この時期は北海道の日本海側で晴天率が高まり、海水の透明度が年間を通じて最高潮に達します。前述したウニ漁の解禁期間とも完全に合致するため、観光の黄金期といえます。
美しい発色を捉えるためには、訪れる「時間帯」の選定が決定打となります。狙い目は午前9時から午後1時頃までの時間帯です。太陽が高く昇り、光が海面に対して真上から差し込むことで、海底の白砂や岩礁の陰影が際立ち、息を呑むようなコバルトブルーとエメラルドグリーンの層が鮮明に浮かび上がります。午後遅くになると背後の山影が海に落ち始め、青の色調が落ち着いたトーンへと変化してしまうため、鮮烈な青を写真に収めたい場合は午前中の到着を目指してスケジュールを組み立てるのが賢明です。
春先や秋口も澄んだ空気の中で静かな景観を楽しめますが、日本海の風が冷たく、11月下旬から冬期にかけてはトンネル手前で積雪による通行規制が入ることもあります。鮮やかな色彩美を堪能するなら、初夏から盛夏にかけての訪問を一押しします。