「甘酢を一から計量して合わせるのが手間に感じる」「新生姜が手に入らない時期にガリを作りたい」というニーズに応える裏ワザも存在します。
忙しい日々の時短調理として高い支持を集めているのが、カンタン酢を使ったガリの作り方です。すでに砂糖や塩、出汁などがバランスよく調合された市販の調味酢を使えば、湯通しした新生姜をそのまま浸すだけで完成します。甘みがやや強めに設計されているため、酸味を際立たせたい場合は、穀物酢を大さじ1〜2杯ほど足して調整すると、より本格的な寿司屋の風味に近づきます。
また、年中手に入るひね生姜(古生姜)を使ったガリ作りも可能です。古生姜は新生姜に比べて水分が少なく、繊維質で辛味が非常に強いため、以下の3つの工夫を施します。
- 皮をやや厚めに剥き、極力スライサーで0.5mm以下の限界まで薄くスライスする。
- 塩もみ後、熱湯での茹で時間を2分〜3分半と長めに設定し、辛味をしっかり抜く。
- 茹でこぼしを2回繰り返すことで、辛味をさらにマイルドに抑える。
古生姜にはアントシアニンが含まれていないためピンク色には染まりませんが、きつね色のシックな佇まいと、パンチの効いた力強い風味を持つ大人のガリに仕上がります。