国政の第一線で舌鋒鋭い政策論陣を張る高市氏ですが、地元である奈良県内での評判はどのように受け止められているのでしょうか。現地の支援者、経済界関係者、そして一般有権者の声を集約すると、中央のメディア報道とは異なる生々しい評価が見えてきます。
大和郡山市や天理市などの支援者筋から一様に聞かれるのは、「電話1本、手紙1通へのレスポンスが驚くほど早い」という証言です。どんなに東京で国会対応や政策勉強会が立て込んでいても、地元後援会の慶弔連絡やお祭り、小規模な集会へのメッセージ送付を決して怠りません。地元有力者の元幹部は次のように明かします。
「中央のテレビで見ると強面でタカ派のイメージが先行しがちですが、地元に入ったときの彼女は驚くほど腰が低く、誰の目線にも合わせて関西弁で気さくに語りかけます。『地元を捨てて永田町のスター気取りにならない』という信頼感があるからこそ、農村部や旧家が多い2区で非世襲の女性がこれだけ票を固められるのです」
一方で、SNSや知恵袋などでは「ネット支持層の熱狂と、地元の生活感覚に温度差があるのではないか」といったクールな指摘も散見されます。無党派層やリベラル寄りの県民からは、国政での強硬な主張に対する慎重論も根強く存在することは事実です。しかし、毎回の総選挙において次点候補に大差をつけて小選挙区勝利を重ねる地力の背景には、実家のある奈良市(1区)の知名度と、自ら耕した2区の組織基盤という「県内全域への波及力」が作用しています。