ずうとるびの再結成は、単なる懐古趣味のイベントに留まりません。2020年1月に発表された「結成当初の4人+後期メンバーの池田」という5人での合流は、過去の確執や権利関係の壁を乗り越えた極めて異例のプロジェクトでした。
再結成以降、全国ツアーや記念ライブ、新曲『SAIKAI〜恋の万華鏡〜』のリリースなど精力的な活動を展開。現場取材によると、観客層はリアルタイムで熱狂した60〜70代のオールドファンだけでなく、近年の昭和レトロ歌謡ブームによってYouTubeやサブスクリプション経由で楽曲を知った20〜30代の若年層にも広がっています。
実際のステージでは、半世紀近く培われた息の合った掛け合いと、全員がボーカルを担当できる分厚いコーラスワークが披露されます。特に、山田隆夫の座布団いじりトークと江藤博利の切れ味鋭いツッコミは、往年の『笑点』やバラエティ全盛期を彷彿とさせ、客席の一体感を生み出す最大の武器となっています。