SNSやネット掲示板、Q&Aサイトでは「強引に店へ連れて行かれた」「数千円と言われて入ったのに数万円のセットアップを買わされた」といった体験談が散見されます。こうした声の真相を探ると、一般的な繁華街の悪質なぼったくり居酒屋とは異なる、アパレル特有の販売手法が浮かび上がってきます。
店舗で扱われている商品の多くは、有名ブランド風のオリジナルデザイン服、ノーブランドのストリートウェア、あるいは並行輸入された小物類です。店頭では「通常価格38,000円」といった高額な値札が貼られているものの、スタッフが「今日だけ特別に12,000円にする」「お兄さんイケメンだから半額」と大幅な値引きを提示し、お得感を演出して即決を迫る販売手法が多用されます。
法的な観点で見ると、提示された価格に納得して購入している以上、直ちに刑法上の詐欺罪や恐喝罪に問うことは困難です。しかし、狭い店内でスタッフに囲まれて断りにくい状況を作られたり、品質に見合わない高額な支払いを強いられたりすることが、消費者にとって「実質的なぼったくり」として認識される大きな要因となっています。