ネット掲示板やSNSでは、2人目の高齢出産に関して極端な言説が飛び交っています。実態と乖離した情報の真偽をファクトチェックします。
誤解1:「2人目はすんなり自然妊娠する人が多い」
これは大きな誤りです。医学界では「2人目不妊」という概念が広く認知されています。1人目をスムーズに出産した方でも、数年間の加齢によって精子・卵子の質が低下しているほか、前回の帝王切開や癒着、子宮内膜症の進行などが原因で妊娠しづらくなるケースが多発しています。「前回できたから」と過信し、貴重な1〜2年を無駄にしてしまう例が後を絶ちません。
誤解2:「上の子の送迎や抱っこくらい平気」
「1人目のときは臨月まで普通に動けたから大丈夫」という油断は禁物です。加齢によって腹直筋や骨盤底筋群の筋力は確実に衰えています。上の子の急な飛び出しに対応したり、抱っこ紐を使い続けたりすることは、子宮頸管無力症や切迫流産のリスクを跳ね上げます。2人目妊娠期こそ、ファミサポや送迎サービスの導入、パートナーへの完全委託を前提とした生活設計が必要です。