日本救急看護学会が主催・共催する教育研修プログラムのなかでも、臨床現場から特に高い評価を得ているのが「救急看護トリアージ指導者講習会」と「JNTEC(Japan Nursing Treatment Evaluation and Care:外傷初期看護プログラム)」です。
救急外来での院内トリアージ(JTAS基準など)は、緊急度判定の誤りによる診療遅延を防ぐ生命線です。トリアージ指導者講習会では、単に緊急度判定のアルゴリズムを学ぶだけでなく、「自施設のスタッフにどう教えるか」「トリアージナースの判断のばらつきをどう標準化するか」という教育指導メソッドを徹底的に習得します。
また、外傷初期診療ガイドライン(JATEC)と連動したJNTECプログラムでは、重症外傷患者の来院から確定診断・初期処置までの標準化された看護手順をシミュレーション実習形式で体得します。受講修了者の多くは「外傷初療時の観察の抜け漏れが激減した」「医師の処置を先読みした準備ができるようになった」と証言しており、院内の救急看護水準を底上げする強力な推進力となっています。