この施設最大の武器であり、コアなファンを惹きつけてやまない要因が、山鹿温泉 ならのさこ 泉質 効能の特異性にあります。泉質名は「アルカリ性単純弱放射能温泉」。いわゆる微量のラドン成分を含むラドン温泉であり、肌への刺激が少ないpH値の高いアルカリ性単純温泉の性質を併せ持っています。
特筆すべきは、ならのさこ温泉 ぬる湯 ラドンの組み合わせが生み出す生理的アプローチです。大浴場の中央に鎮座するメイン浴槽の湯温は、人間の体温とほぼ同等である約37℃〜38℃に保たれています。この「不感温度帯」と呼ばれる湯温設定には、明確な身体的メリットが存在します。
41℃以上の熱い湯に浸かると交感神経が刺激され、心拍数や血圧が上昇しますが、38℃前後のぬる湯は副交感神経を優位にし、筋肉の緊張を自然に緩める効果があります。さらに、呼吸器や皮膚を通じて微量に吸収されるラドンが細胞を刺激し、新陳代謝の活性化を促す「ホルミシス効果」が期待できるのです。現地では、ぬる湯に30分〜1時間ほどじっくりと浸かり、火照った体を源泉水風呂やサウナでリセットする「温冷交代浴」を実践する常連客の姿が日常の風景となっています。