日本最大級の医師相談Q&Aサイト「AskDoctors」やSNSの健康コミュニティを調査すると、60代女性から寄せられる切実な声が数多く見受けられます。
「毎年200前後だったのが62歳で240mg/dLに跳ね上がり、医師からいきなりスタチンを処方されたが飲むのが怖い」「知恵袋で調べると『薬は一度飲んだら一生やめられない』と書かれていて躊躇している」といった、投薬への強い抵抗感や将来への疑念が渦巻いています。一方で、「数値が高いのを10年間放置していたら、心臓の冠動脈CTで石灰化が見つかり大後悔した」という深刻な体験談も散見されます。
診察室の現場で医師が直面しているのは、「副作用が怖いから絶対薬を飲みたくない」という自然派志向の患者と、「コレステロールが高いと明日にも倒れるのではないか」とパニックになる患者という、両極端な心理的リアクションです。ネット上の言説には極論が溢れていますが、大切なのは「過剰な薬物依存」と「無謀な完全放置」のどちらにも偏らない冷静な医学的判断です。