「床にシーツを広げるスペースがない」「フローリングに直接シーツを触れさせたくない」という場面で真価を発揮するのが、立ったままで完結させるプロの裏技です。ホテルの客室清掃員が限られた時間内で素早くリネンを処理する現場の知恵から生まれたこの手法は、慣れればベッドシーツたたみ方簡単1分のスピード感で誰でも再現できます。
手順は驚くほど合理的です。立った姿勢のまま、シーツの長辺側にある2つの角の裏側に両手を差し込み、両腕を左右にピンと張ります。次に、拍手をするように両手を胸の前で合わせ、右手の角を左手の角の上に裏返しながら被せます。そのままシーツの端を伝って下側の残り2つの角も同様に拾い上げ、4つの角すべてを左手一点に集約させます。この瞬間、シーツは縦に2つ折りされた細長い状態となり、重力によって布地のたるみが自然と下に落ちます。
4隅が左手に固定されたら、空いた右手でシーツの裾を軽く払い、シワを伸ばします。胸元を台代わりにして半分に折り、顎や前腕を軽く添えながら手際よく2つ折り、3つ折りに畳んでいけば、一度も床にシーツを落とすことなく端正な長方形にまとまります。空中で重力を利用して布目を整えるこのボックスシーツたたみ方立ったままの技術は、狭小住宅の寝室動線においても圧倒的な快適さをもたらします。