リジュランヒーラーの注入によって得られる変化は、表皮の潤いにとどまらず真皮全層に及びます。国内外の臨床試験データによると、適切なプロトコルで複数回の投与を行った場合、真皮層の厚みが平均15〜22%増加し、皮膚の弾性(エラスティシティ)が有意に向上することが確認されています。加齢に伴い菲薄化(ひはくか)した肌を土台から押し戻す現象です。
現場の皮膚科専門医が挙げる主な臨床効果は以下の4点に集約されます。
- 小じわ・ちりめんじわの目立ちにくさ:目元、口元、額などに刻まれた表層の細かい乾燥じわが、肌密度の上昇に伴って滑らかに整います。
- 皮脂バランスの正常化と毛穴の引き締め:水分と油分の恒常性が回復することで過剰な皮脂分泌が抑えられ、開き毛穴やたるみ毛穴の輪郭が引き締まります。
- 抗炎症作用による肌荒れ・赤みの鎮静:組織修復シグナル(A2A受容体の刺激)を介して微小炎症を抑え、敏感肌や赤ら顔のバリア機能を底上げします。
- ニキビ跡・瘢痕組織の平滑化:萎縮した瘢痕(クレーター)の深部へ注入することで、線維化組織の再構築を後押しします。
持続性については、薬剤が徐々に分解・吸収された後も「増生された自前の膠原線維(コラーゲン)」が残るため、ヒアルロン酸のように代謝とともに効果が完全にゼロに戻るわけではありません。初期治療として2〜3週間に1回の頻度で3〜4回のワンクールを完了させた場合、約6〜12ヶ月間にわたって良好なコンディションが維持されるのが一般的です。その後は半年に1回程度のメンテナンスを行うことで、老化スピードを緩やかに保つ持続的なエイジングケアが可能になります。