学校や職場、ネットコミュニティで頻繁に聞かれる「50メートル走は何秒からが速いのか」という問いに対し、明確な境界線を引くなら、男子は高校・成人で6秒台、女子は7秒台が紛れもない俊足の証です。
文部科学省の母集団データに基づくと、男子高校生であっても6秒台(6秒99以下)に到達する生徒の割合は約10〜15%に過ぎません。さらに6秒5を切るとなると、陸上部短距離走者や野球・サッカー強豪校のレギュラーなど、全体の2〜3%前後の選ばれしエリート層に限られます。
女子の場合、高校生でも7秒台を出せば校内トップクラスであり、学年全体の上位5%未満に入ります。小学生であれば、6年生男子で7秒台に突入すれば地域の大会で入賞争いができるレベルであり、大人の草野球や社会人スポーツで「俺は今でも6秒台で走れる」と豪語する人の大半は、測定誤差か学生時代の全盛期の記憶を混同しているケースが少なくありません。