1980年に放送がスタートした『3年B組金八先生第2シリーズ』において、伊藤つかさが演じた赤上近子は、単なる「可愛いクラスのマドンナ」にとどまらない複雑な心情を持つ少女だった。転校生として3年B組にやってきた彼女は、大人びた雰囲気と繊細な悩みを抱え、男子生徒たちの羨望の的となる。
当時のフィーバーぶりは凄まじいものだった。テレビ画面越しに彼女を見つめる中高生男子はもちろん、大人までもがその可憐な立ち振る舞いに魅了された。番組宛てには毎日山のようなファンレターが届き、学校の休み時間には「近子ちゃん派か否か」で熱い議論が交わされたという。彼女の髪型や仕草を真似るファンが続出し、文字通り時代のアイコンとなった瞬間だった。