昭和遺産ホテルが今熱い!建築美と閉館危機の真相&名宿予約術

昭和遺産ホテルが今熱い!建築美と閉館危機の真相&名宿予約術

昭和遺産ホテルが今熱い!建築美と閉館危機の真相&名宿予約術の全貌を詳しく解説してご紹介します。

昭和遺産ホテルを語る上で避けて通れないのが、避けて通れない「建物の寿命と維持管理の壁」です。昭和30〜50年代に建設された建物の多くは、現行の新耐震基準(1981年導入)以前に設計されているケースが少なくありません。

文化庁や建築関係団体の調査資料によれば、昭和期の大型宿泊施設を現行法基準に適合させ、配管や空調設備を全面刷新する場合、改修費用が数十億円規模に膨らむ事例も珍しくありません。客室稼働率が高水準を維持していても、この巨額の設備投資を回収する見込みが立たず、やむなく廃業を選択する老舗が相次いでいます。

実際、昭和遺産ホテルの閉館情報は毎年旅行業界を震撼させています。事業承継の難航や建物の老朽化によって、ある日突然「数ヶ月後の閉館」が発表される事態が常態化しており、ノスタルジック建築探訪を愛する旅行愛好家の間では、いつ姿を消してもおかしくない宿を優先して巡る動きが定着しています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。