初乗り運賃がワンコインに設定されて以降、SNSや掲示板では「ワンメーターだけで乗るとドライバーに嫌な顔をされるのではないか」という不安の声が定期的に投稿されています。この疑問について、都内でハンドルを握る複数社の現役ドライバーおよび業界関係者に直接取材を行いました。
大手タクシー会社に所属する50代の乗務員は、率直な現場感を次のように明かします。
「東京駅の八重洲口や羽田空港の専用乗り場のように、1時間以上並んで待機する乗り場でワンメーター利用だと正直肩を落とす仲間もいます。ですが、街中を流している最中に手を挙げていただいたお客様であれば、500円の短距離利用は大歓迎です。回転率が上がりますし、回数をこなすことで乗務記録の回数ノルマにも寄与しますから」
利用者の口コミを検証しても、「雨の日に坂の上まで数百メートルだけ乗ったが、嫌な顔ひとつされず快く対応してもらえた」「足の悪い高齢の親を連れていたので初乗り圏内でも本当に助かった」という好意的な評価が圧倒的多数を占めています。
乗り場の待機列ではなく、大通りで流しているタクシーを拾う分には、ワンメーター利用を躊躇する必要は全くありません。