インターネット上で「ルネッサンスリゾートナルト 閉館の真相」といった刺激的なワードが独り歩きしている背景には、看板の掛け替えに伴う一時的な混乱と、旅行予約サイトにおける旧名称ページの取り下げがあります。現地を取材すると、かつて鳴門海峡を望む白亜の建物はそのままに、エントランスやサインボードが鮮やかなブルーを基調とした意匠へと刷新され、現在も連日多くの観光客で賑わいを見せています。
事の経緯は2019年4月1日に遡ります。長年親しまれた「ルネッサンス リゾート ナルト」の名称に幕を下ろし、アオアヲ ナルト リゾートとしてリブランドオープンを果たしました。建物の解体や事業撤退ではなく、「施設の所有・運営体制を維持したまま、ブランド体系を自社オリジナルへ刷新した」というのが公式な記録であり、閉館説の真相です。
2026年最新の営業状況を確認しても、全208室の客室稼働率は週末を中心に80〜90%を超える高水準を維持しています。鳴門海峡の渦潮観光や大塚国際美術館のオフィシャルホテルとしての機能も盤石であり、「昔泊まったあのリゾートがなくなった」と早合点して旅行先から除外してしまうのは大きな損失といえます。