かつてこの建物の象徴だったのが、外壁中央のくびれ部分を真っ逆さまに落下するフリーフォール「ヤバフォ(Yabafoc)」だ。地上約74メートルの高さからビル壁面を急降下するアトラクションは、開業時に国内外へ凄まじい衝撃を与えた。屋外設置型フリーフォールをビルの顔にするという狂気じみたアイデアは、まさにミナミの遊び心を具現化したものだったと言える。
現在は稼働を終了しているものの、中央に穿たれたあの巨大な軌道の痕跡は、今もビルの中央で唯一無二のシルエットを形作っている。かつて絶叫が響き渡った空間は、挑戦的なアミューズメント産業の歴史を物語るモニュメントとして静かに息づいている。