開港以来、日本の玄関口として異文化を飲み込んできた横浜の港。その海底に広がる未知の世界にスポットを当てた企画展が、いま大きな話題を呼んでいる。相模湾の深海探査で発見された新種の無脊椎動物や、深海数千メートルの過酷な環境で生きる奇妙な生物たちが、最新の加圧水槽で生体展示されているのだ。
暗闇のなかで静かに光を放つ深海生物たちの姿は、どこか神秘的で荘厳ですらある。横浜という街が歩んできた歴史的背景と、足元に広がる未知の海洋世界。その二つが交錯するストーリー性の高い展示構成は、歴史ファンや科学好きの心をも捉えて離さない。