楽曲の美しき骨組みを作り上げたのは、卓越したメロディメーカーとして知られる坂詰美奈子の手による作詞・作曲だ。一度聴いたら忘れられないキャッチーなサビと、心の機微をすくい取るような繊細なコード進行は、聴き手の記憶に深く刻み込まれる仕掛けに満ちている。
そして、そのメロディに生命の吐息を吹き込んだのが、Crystal Kayのソウルフルでしなやかな歌唱力だ。圧倒的なリズム感と伸びやかなヴォーカリズムは、切なさと力強さが同居する曲の世界観を完璧に表現し切っている。彼女の類まれなシンガーとしてのポテンシャルがあったからこそ、この楽曲は時代を超える強度を獲得した。