映像美の魔術師と称されるパオロ・ソレンティーノ監督の手腕は、本作で前人未到の領域へ達した。今回、本紙が独自に入手した内部リーク情報によると、編集段階で劇場版カットの瀬戸際にあった約12分間に及ぶ「ローマ・未明の回廊」シーンが、配信限定のディレクターズカット版に完全収録されるという。
リークされた構成案によれば、水面に反射する明かりと静寂に包まれた広場を背景に、主人公が自らの過去と対峙する長尺のワンカットシークエンスが存在する。あまりの美しさと叙情性に、テスト試写ではすすり泣く声が漏れたという。この未公開シーンの存在だけでも、作品をチェックする価値は十分にある。