容疑者の逮捕によって一定の安堵が訪れたものの、事件が与えたトラウマは容易には消えない。被害生徒の通う中学校では、事件翌日からスクールカウンセラーを緊急派遣し、事件を目撃した生徒や不安を抱く保護者へのメンタルケア体制を構築した。子どもの心に刻まれた恐怖の記憶をいかに和らげるかが、今後の最優先事項となっている。
同時に、地域全体での見守り活動や防犯パトロールの再構築が急ピッチで進められている。集団下校の実施や、通学路における危険箇所の再点検など、行政と教育委員会、PTAが一体となった安全確保の取り組みがスタートした。誰もが安心して歩ける街を取り戻すための模索が始まっている。